NECと東軟集団が中国のクラウドサービス事業を推進する合弁会社を設立
~SaaSメニューの提供を開始~
日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表者:代表取締役執行役員社長 遠藤信博、以下NEC)、NEC(中国)有限公司(本社:北京市、総裁:木戸脇雅生、以下NEC中国)とITソリューションプロバイダーである東軟集団股有限公司(以下東軟集団)、瀋陽東軟信息技術服務有限公司(以下東軟信息技術)は、昨年8月に合意した中国におけるクラウドサービス事業分野の協業方針に基づき、このほど中国・大連市に合弁会社「日電東軟信息技術有限公司」を設立し、このほど営業を開始しました。
日電東軟信息技術有限公司は、NECの共通IT基盤サービス「RIACUBE(注1)」上のSaaSのほか、IaaS、PaaSを含めた総合的なクラウドサービスメニューを整備し、クラウドサービス事業を行います。SaaSメニューに関しては、NECグループ、東軟集団あるいはその他企業が有する様々な業務・業種アプリケーションをフロント領域から基幹システムまでメニュー化し、拡充を図ります。
顧客への営業活動はNEC中国と東軟集団が行い、必要に応じて顧客ごとにSIを行うことで、クラウドサービスとして利用するシステムと既存システムとの連携をスムーズに実現します。サービス提供基盤は、NECのサーバ等の製品群を東軟集団のデータセンターに配備し、NECのシステム構築技術、運用技術を活用することで、信頼性の高いサービスを提供します。
新会社の概要は以下のとおりです。
・社 名 : 日電東軟信息技術有限公司(所在地:遼寧省大連市)
・代表者 : 総経理 尹 健
・資本金 : 6.5億円(NEC中国70%:東軟信息技術30%)
・従業員 : 初年度約70名からスタート
NECグループと東軟集団は、新会社を中核とし、中国企業等に最適で豊富なサービスメニューを揃えた信頼性の高い総合的なクラウドサービスを提供することで、中国のクラウドサービス事業分野におけるリーディングカンパニーを目指します。
NECは、クラウド指向データセンター(注2)のグローバルな展開計画に基づき、世界主要地域においてクラウドサービス事業を展開していきます。東軟集団との協業はこの第一弾であり、今後、この計画により実現するグローバルなサービスネットワークを活用することで、グローバルに事業展開を行う中国企業、日系企業、欧米企業に対し、地域を問わず均一なサービス提供を行うことが可能となります。
東軟集団はグローバルに成長している企業で、中国屈指のITソリューション・サービスプロバイダーです。近年、積極的にクラウド事業を開拓し、ヘルスケアサービス、カーリモートサービス、ロケーションサービス分野に積極的に取り組み、成長を遂げています。今回のNECとの協業により、東軟集団の当分野での事業規模が更に拡大し、顧客により良いサービスを提供する契機となるものと考えています。
日電東軟信息技術有限公司、NECグループ及び東軟集団は、サービス提供に必要な導入コンサルから、周辺システムとのSI、主要言語(中国語、日本語、英語)による24時間365日体制のサポートサービスまでトータルサービスを提供します。
なお、本サービスについては、本年7月8日開催のNEC
Innovative Solution Fair 2011(上海)セミナーにて紹介予定です。また、7月20日、21日に大阪で開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO」にて講演予定です。
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