シノグレイン油脂、山東六和集団と戦略提携意向書締結について~中国全土での飼料合弁事業展開
今般、丸紅株式会社(以下、丸紅)、中国儲備糧管理総公司(以下、シノグレイン)グループ傘下の中儲糧油脂有限公司(以下、シノグレイン油脂)、中国最大規模の農牧企業である山東六和集団有限公司(以下、六和集団)の3社は、中国全土において飼料合弁事業を展開していくことで合意し、戦略提携意向書に調印しました。
丸紅は2009年、2010年にそれぞれシノグレイン油脂、六和集団と戦略提携意向書に調印していますが、今回、丸紅仲介のもとで実現した3社戦略提携では、成長が続く中国の飼料需要を見据え、中国全土にて合弁で最新鋭の飼料工場を建設し、中国飼料市場でのシェア拡大、飼料・畜産インテグレーション事業の基盤拡充を目指します。
シノグレインは中国の穀物国家備蓄を担う国営企業であり、シノグレイン油脂はシノグレインの100%出資の完全子会社で、油脂・油糧の取り扱いを専門とし、油脂・油糧の保管、物流、貿易、加工まで、一貫体制を有する大型国営企業です。年間売上高は200億元で、その中でも油脂・油糧の保管、物流、加工能力では中国トップレベルを誇っています。
六和集団は1995年に設立された中国最大規模の農牧企業で、業務内容は飼料、畜産、食品加工等、多岐の領域に及んでいます。年間飼料生産量は11百万トン(2010年)と中国企業最大で、2014年末には20百万トンにまで増加させる計画です。その他、鶏肉、鴨肉の生産量においても中国第一位のシェアを占めています。
丸紅の大きな強みである穀物販売量は、2010年度20百万トン、2012年度25百万トンを超える計画です。世界有数の穀物調達力を活かして、三社合弁事業への原料供給に加え、シノグレイン、六和集団への穀物販売も目指してまいります。
本提携では3社それぞれの強みを生かし、飼料工場建設を皮切りとして、拡大する中国飼料・畜産事業に積極的に取り組んでいきます。
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