キリン、ブラジルビール大手を完全子会社化へ
キリンホールディングスは11日、ブラジルのビール大手「スキンカリオール」を完全子会社化する方針を固めた。
キリンは8月、同社株式の50・45%を保有する親会社の全株を取得し、スキン社を間接的に子会社化している。完全子会社化が実現すると、8月の分と合わせた買収総額は3000億円前後となる見通しで、国内ビール大手による海外での合併・買収(M&A)としては過去最大級となる。
スキン社はもともと、創業者一族らが株を保有する非上場会社。定款に「株売却の際は、別の株主が優先して取得する権利を持つ」との規定がある。一部の株主はこれを基に、8月のキリンの株取得が無効だと地元裁判所に訴えている。
これに対し、キリンは8月の株取得の際、スキン社株自体には手を下さず、この株を保有する親会社を買収する間接的な形を取っており、「定款違反には当たらない」と主張している。
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