パナソニックは28日、大坪文雄社長(66)が代表権のある会長となり、後任に津賀一宏専務(55)を昇格させる人事を決めた。
中村邦夫会長(72)は相談役に退く。今年6月末の株主総会後の取締役会で正式に決める。6月で在任期間が丸6年を迎えることや、2012年3月期に過去最悪の7800億円の税引き後赤字に陥る見通しとなっており、経営陣を刷新して立て直しを図ることにした。
パナソニックは薄型テレビや半導体事業の縮小などを余儀なくされる厳しい逆風の下、一度は大坪、中村両氏を続投させ、業績回復を目指す方針を固めた。しかし、巨額赤字の経営責任を明確する必要があるとの判断に傾いたとみられる。
創業家の松下幸之助氏の娘婿で取締役相談役名誉会長を務める松下正治氏(99)は取締役を退き名誉会長となる。子会社の三洋電機前社長の佐野精一郎専務(59)は常任監査役になる。
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