パナソニックは5日、2012年度からアフリカ市場でアルカリ乾電池の生産・販売に乗り出すことを明らかにした。現在は、容量の小さいマンガン乾電池を生産・販売しているが、経済成長に伴う電子機器の普及で、2~3倍の容量があるアルカリ乾電池のニーズが高まっていることに対応する。同社では、アフリカ市場での乾電池の売上高を前年度比20%増の20億円に増やす計画だ。
パナソニックはアフリカの乾電池市場で約46%のシェアを誇るトップメーカー。タンザニアに生産工場を持ち、マンガン乾電池を年間約1億個生産しており、アルカリ乾電池も同工場で生産する。
タンザニアは、ケニアなど東アフリカの5カ国が結成した東アフリカ共同体(EAC)と南アフリカ共和国など14カ国で構成される南部アフリカ開発共同体(SADC)に加盟しており、加盟国には、無関税で輸出できる。
同社は中国やブラジル、インドネシアなど海外10カ国で乾電池を生産しており、09年度の世界シェアは約15%で第3位。今後も新興国を中心に事業を拡大し、2015年度には年60億個を生産し、首位を目指す。
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